空想旅団

クリアしたゲームの感想を気が向いたときにぽちぽち。

死印

3DRPGで有名なエクスペリエンスから出たホラーゲーム第1弾『死印』
あれやこれで死の宣告をされた人にシルシがつくとかそういうやつです(雑な説明)



死印 - PSVita

死印 - PSVita




【ストーリー】


東京都H市、この郊外都市に最近奇妙な噂話が広がっていた。

シルシ”を持つ者は死ぬ──

突如体にまるで噛まれたような痣 “シルシ” が刻まれ、
原因不明の死を遂げるというものだ。

事実この町では、人が謎の不審死を遂げる
怪奇事件が発生していた。
この事件は都市伝説的に、どこかで幽霊に遭遇したせいだ、
知らぬ間に呪いに祟られるようなことをした、
などと様々な憶測を元に広まっていった。

記憶を失ったあなたは、“シルシ” を持つ者を保護するという洋館の前にいた。
何かに引き寄せられるように洋館の扉を開くと、そこで美しい人形に出会う。

「ようこそ、九条館へ──」




以下微妙なネタバレ込み。
そこまでハマらなかったので短いです。









洋館に訪れるところから始まるわけですが、主人公は記憶を失っています。ありがち。
そこ訪れる様々な、同じシルシを持つ人々と怪異と戦うみたいなそんな感じなんですけど、




その怪異がまた見た目グロテスク。




割とガチで気持ち悪いですw
絵のテイストもあってか、不気味さに拍車をかけます。ていうか登場キャラすらもたまに顔が怖い。

ひとつの怪異をひとつの話としており、全部で5話。
それぞれで出てくるキャラが微妙に代わり、そのキャラを連れて怪異の謎を解くために潜入するんですが、ぶっちゃけ襲ってくれといわんばかりに夜中に行くんですけどなんでホラーゲームって日中に行動しないんだろうね?←

ちなみにSEもなかなかのもので、イヤホンプレイが非常に滾ります。部屋を真っ暗にして遊ぼう!!
臨場感たまりませんでした。
ちょっと不快なSEとかもあるんですがまぁそこはさておき。

個人的には2つ目の話と4つ目の話が不気味というか気持ち悪かったんですけど、最終話はぶっちゃけ微妙でした。
あくまで個人的にですけど。えっこれが最後かー!みたいな。
ラストに向けての収束感はあったんですけど、なんか突然のぶっこまれたな??感を感じてしまって、そらまでの話とちょっとスケール変わりすぎたからなのかも。

ちなみにラストも予想ついてくる展開なんですけど、やっぱり絵が怖すぎてなんかもう何ホラーなのかわからなくなってくるwww
要所要所でほんと絵でビビる……

5話すべてに『破壊』と『救済』ルートがあるんですが、これがまた回収めんどくさい。
簡単に言うと連れていったキャラが死ぬか生きるかのルート分岐になるんですけど、話自体は少しテキスト変わるだけなのでもはやこれ必要か??って思いながら後半は無表情でセーブとロード繰り返して回収しました。うーんw
怪異とのバトルも考えてやるというより作業感がすごい。
それもこれも、怪異との対峙になると連れていったキャラが「あー」しかいわなくなる、記憶障害になるのでもはやただのお荷物wwww

更に言うならシステム。
探索パートがあるとはいえ、基本はテキストアドベンチャー寄りなので読むわけですが、雰囲気を重視しすぎてテキスト表示がおっせえ!w
基本的にボイスは聞かない(聞きたい時はバックログからさ再生するタイプ)なので、さくさく読みたい派の自分としては何度か寝落ちました。めんご。



【総評】

ホラーゲームとしては高評価、テキストゲームとしては佳作。
そんな印象の作品でした。
探索パートはマップの見方が若干不親切で、森のマップとか自分がどっち向いてるのか一瞬わからなくなってしまうのが不便でした。それも込みなのかも知らんけど。

和製ホラーとしてはとても不気味でオススメできますが、ボリュームはあまり期待しないでやると良いかも。2日くらいでクリアできます。集中してやると1日でもいけるかな?


最後に。



真下さんはマジで萌えキャラ。